狐罠 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2000年5月12日発売)
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本棚登録 : 819
感想 : 103
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蓮丈那智フィールドファイルで出て来た狐のねえさん「旗師」宇佐見陶子が主役の古美術ミステリ。殺人事件のほうがなんとなくぬるめでとってつけた感あり、差し迫らない感じはする。ちょっと話のとっかかりの陶子が贋作をつかまされてリベンジというモチベーションが無理矢理じみていて臭いが、陶子のキャラが存外下世話なので、ま、いっかと最後のほうは慣れて読めた。贋作師もかっこいいしねぇ、全体的にやたらとリベンジ色が強いのが非常にネガティブな印象。おもろいことはおもろかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2016年8月29日
読了日 : 2016年8月29日
本棚登録日 : 2016年8月16日

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