それを愛とは呼ばず

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  • 幻冬舎 (2015年3月11日発売)
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なんか変な話なんだけど、納得してしまう部分もあり。。。

白川紗希は、高校卒業後に芸能事務所に所属していたが10年後に契約終了となる。バイト先に客としてきた伊澤亮介を、自分より不幸だと思うせいか、気にかける。

その伊澤を追いかけて北海道に行くことまではよしとして、小木田と春奈をすんなり認めるあたりから「???」となったけど。。。

紗希は、不幸になった人がその中で希望を見つけてささやかな幸福を味わったとき、その幸福が失われないように、その人のために、静かにそのままで終わらせる方法を見つけて、それを遂行したのだね。
それは、、、合意の上で行うのならば、優しさなのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年7月28日
読了日 : 2021年7月28日
本棚登録日 : 2021年7月28日

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