ガフールの勇者たち 2 真の勇気の目覚め

  • KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006年11月1日発売)
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<とある時代のとある場所で、フクロウたちが高度な文化を育んでいた。>
かつて火を操っていた生物は、千年も前に消え去った。
ある時フールというフクロウが火山から火の石を手に入れた。フールの死後も<ガフールの神木>に住むフクロウたちは世の中の正義を正す<ガフールの勇者>として共同生活を営んでいる。

フクロウたちを主人公とした冒険活劇。
家族と離れ離れになり、ソーレン(メンフクロウ)、ジルフィー(サボテンフクロウ)、トワイライト(カラフトフクロウ)、ディガー(アナホリフクロウ)は、<ガフールの神木>を目指す。
その途中で、ソーレンの巣で家政婦をしていたメクラヘビのミセスP(ミセス・ピー)との再会を果たし、フクロウの背中に蛇を乗せての旅となる。

辿り着いたカブールは、ボロン王とバーラン王妃(シマフクロウ)を中心として、それぞれの分野に分かれて先生が生徒たちを教え、フクロウ界で危険な出来事が起きると救助に向かう。
カブールのフクロウを唯一無二の存在にしているのは、火山の火の石だった。
ソーレンたちは子フクロウたちが奴隷化されている聖エゴリウス孤児院への攻撃を訴えるが、カブールの幹部達は「それよりももっと大きな悪意があるようだ」と、孤児院のことは後回しにする。
ソーレンたちはそれぞれのチームに配属されながらも、四羽の絆を深めてゆく。

そんなときメンフクロウのヒナたちが大量に保護される。
その中にソーレンが生き別れた妹のエグランタインがいた。
最初は謎の催眠状態になっていたエグランタインはソーレンの呼びかけに正気を取り戻す。
フクロウのヒナたちが攫われるのは、「大いなる悪意」と関係があるのか…。

===
伝説の神木、といいつつ、案外あっさり到着していた(笑)
1巻の催眠術孤児院もかなり息苦しかったが、カブールの神木も組織化されて、主人公たちの個性があまり出ないので大丈夫か?と思ったが、最後に動きがあったので次巻ではなにかあるかな。
とりあえず火とフクロウの関係が語られていました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ガフールの勇者たち
感想投稿日 : 2021年3月1日
読了日 : 2021年3月1日
本棚登録日 : 2021年3月1日

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