きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店 (2015年4月25日発売)
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本棚登録 : 96
感想 : 12
3

10人による、怖い話。

題名通り、夢で見たり、白昼夢だったり。
うっかり思い出してしまわないためにも
日が高いうちに読んだ方がいいかもしれません。
いや、思い出すような読み方をしなければ大丈夫?

ぎょっとする終わりなのは、そらみみ。
これが現実なのか、あちらが現実なのか、と
思わせるような最後の一言。
非常に混乱させられます。

目的だった、辻村さんは…子供のせいか
やたら無邪気に怖い。
世の中、知らない方が…気がつかない方が
幸せ、という選択もあると思われます!

言ったら相手に移る夢、かと思っていたのは、琥珀。
さすがにそれはない内容でしたが
とり憑かれたと表現するのがぴったりな感じでした。

どれもこれも、読んだのを忘れた方がよい話。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2015年7月6日
読了日 : 2015年9月6日
本棚登録日 : 2016年9月6日

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