穴らしきものに入る (角川ホラー文庫 く 3-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年10月25日発売)
2.56
  • (2)
  • (3)
  • (25)
  • (17)
  • (7)
本棚登録 : 138
感想 : 31
3

穴に入れるようになった男、骨が金だった
肌を焼く事を恐れる女、マスク病、あたりの赤子。

ホラーというよりも、不思議な話ばかり。
試したい、という思考は共感できる穴の話はともかく
祖父の骨が金だった…には、家族の行動が恐怖です。
いや、係の人もちゃっかり懐に入れてましたけど。
人間が恐怖?

肌を焼くのを怖がるのは、女性として当然ですが
何かを恥だと思った時、180度転換するのが凄い。
ここまで徹底してしまうと、精神的な怖さがありますが
本人の慌て具合とやっている事の繋がりのなさに
妙に憐憫が。
マスクは…こうなってしまうと笑えますが
本人にとっては大変な事。
まぁ小学生は自業自得ですが、なった本人も
酔った先で…なので、自業自得ですがw
見慣れてくると、いつもの顔だったものが
不思議に思えてくるのは当然です。

赤ちゃんが当たる自動販売機、は謎でした。
本物が落ちてくる、と思っていただけに
そういう事か! という状態が。
いやでももしかしたら、先人のおばあちゃんとは
また違った出てきかただったのかも知れません。
そもそもおばあちゃん、今当てて
どうするつもりなのでしょう?w

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: そう読まないかも人
感想投稿日 : 2018年5月15日
読了日 : 2018年12月15日
本棚登録日 : 2018年12月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする