電子工作を初めてある程度自信がついたけどもまだまだ良くわからないことがいっぱいある・・・
誰にでもそういうことはあると思います。
今回紹介する【続定本 トランジスタ回路設計】はトランジスタを用いた基礎的な回路設計を習得している人にオススメしたい書籍になります。
前作の【定本 トランジスタ回路設計】と著者が変わり、文体が変わった影響で少し読みにくくはなりますがFETと呼ばれるトランジスターの扱い方や、前作では紹介されなかった高性能化への道しるべを掲載しています。
この書籍で僕個人が参考になったものとしてアナログスイッチ、電流帰還アンプ、スイッチング回路等の設計方法が挙げられます。
名前を上げるだけでは分かりにくいので簡単に説明します。
◆アナログスイッチ
リレーを半導体に置き換えて直流信号や交流信号の選択を可能にする回路です。
応用としてはマイコンと組み合わせて増幅器のゲインを制御する回路や入力する信号を選択する回路が作れます。
◆電流帰還アンプ
一般的なオペアンプと事ない電流を帰還することで高速動作が可能。
手っ取り早く言えばより高速な信号を安価に増幅できるような設計を行うための道しるべが書かれています。
◆スイッチング回路
発光ダイオードやリレーなどをマイコンなどの汎用ポートで駆動するための回路。
電子回路の中で最も基本で最も重要な回路の説明になります。
基本は習得した、次に進みたい。そんな方々にオススメしたい一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
電子工作関連書籍
- 感想投稿日 : 2010年7月10日
- 読了日 : 2002年5月20日
- 本棚登録日 : 2010年7月9日
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