日系金融機関に勤めているひとなら感じたことのあるだろう感情がうずうず土からもちあがるように押し寄せる。そして、外資系金融機関に勤めているひとが感じているのだろう感情がふつふつと血のように流れている。
シ・ローンの世界。これは知らない言葉や物事があふれているけれど、簡潔にふれられていてなおかつ伝わってくる躍動感。
小説の中では、今西、龍花、どちらにも感情移入してしまう。ひとが考えていたり、悩んでいることはわりと10年くらい変わっていないのかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2011年11月13日
- 読了日 : 2011年11月13日
- 本棚登録日 : 2011年11月6日
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