この詩集を読むと、詩の可能性について示してくれているような気がしてくる。
これ、という形におさまらないのが詩であり、言葉や意外な視点の宝箱が詩集である。好きなもの(この詩集で言う宝物)を、言葉(この詩集で言う宝物)にのせるだけでなく、多面から見てしっかり考察するのが、僕は面白いと思う。
とりわけ、水と言葉を考察した「水」
言葉遊びの「のど・か」「香椎にて」
別れの「富士山」
「カメラ」「私見、ゴッホのsorrow」「私見、ゴッホの寝室」「れもん」「宝物」「遠い空」「ビンタ先生」「豚肉オートバイ」「無縁」「牛乳と楽隊」「トナカイ」「朔太郎さん、パリに行く」「黒景」が好き。
そういえば以前、朗読CDで「宝物」の朗読を聞きいたことがある。
それに関してはノーコメント。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2009年8月10日
- 本棚登録日 : 2009年8月10日
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