若々しい書きっぷりを読みつつ、実年齢を知った時の差に心底驚き。内容については、書きたいままに書いたという感じで、いちおう時代順っぽく追っている感じではあるが、「ぼくたちのアニメ史」というタイトルそのもの。より正確には「ぼく(たち)のアニメ史」という感じかな。でもアニメ史の初期において、例えば少女漫画の大きい目が受け入れられるか心配したことや、投げてからキャッチャーミットに収まるまでの長いボールの滞空時間の演出が受け入れられるかとか、さまざまな試行錯誤があったことが分かり、またそれが心理学の知覚研究とも結びつきそうで面白かった。全体を云々というより、ところどころの細部を楽しむ本かな。でも岩波ジュニア新書には、ちょっとおっちゃんすぎるのではないかと(内容が)。
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- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月6日
- 本棚登録日 : 2013年4月6日
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