組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド C言語版

制作 : 情報処理推進機構ソフトウェアエンジニア 
  • 翔泳社 (2006年6月1日発売)
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感想 : 2
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本書は、C言語の基本的な考え方を網羅しているという点で、C言語の初学者には有効な1冊だと思う。
ISO/IEC 9126に基づいた規則の分類があるのが特筆できる。

C言語は、CPUの発展を阻害しないように、処理系定義、未定義、未規定の事項がたくさんある。
C言語のCPUによる違いをうまく対応づけができるようにするのが作法だとすれば、C言語自体の制約として、C言語標準の付録として国際規格として発行するのが有効ではないだろうか。
この作法でよいことの検証は、どのようなプログラムで実施したか、その検証結果はどのようなものかが付属していると嬉しい。

コーディング標準としては、MISRA-Cがある。後発としては、MISRA-Cにある規則で採用しなかったものについて、なぜ採用しなかったかの理由が書かれているとよかったかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: MISRA-C(自動車)
感想投稿日 : 2011年6月15日
読了日 : 2006年6月15日
本棚登録日 : 2011年6月15日

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