食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2007年4月17日発売)
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・商売って、簡単に言っちゃうと、投資して投資した以上の金額を回収することによって利益を生むための仕組みなんですよね。

 会計の目的は、集計することだけではなく、お金の動きを分析して、経営に役立てることが重要。意識すれば、見えていなかったものが見えてくる。サラリーマンで、自分が勤めている会社の損益計算書を丁寧に分析したことがある人は、多くないでしょう?しかし、会計は、上を目指すビジネスマンにとって疎いとは言っていられない重要なことなのです。この本は、私たちの身近にある商売から、会計の感覚を磨ける問いがある。身近にある商売を観察し、儲けの仕組みを推察する。それを無意識に繰り返す習慣が、ビジネスマンへの階段なのかもしれない。

 商売って、簡単に言っちゃうと、投資して投資した以上の金額を回収することによって利益を生むための仕組みなんですよね。サラリーマンは、労働力と時間を投資しているわけですから、自分の労働力と時間を最も大きな収入に繋げられる仕事に就くべきです(もちろんやりがいも大切です)。商いをやっている人は、原料や加工に投資しているわけですから、製造業であれば、誰よりも早く新しい価値を創れる人が儲かるわけですよね。顧客が欲しがるモノやサービスの中で自分が誰よりも有利に生み出せるものに拘ることが大切なのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス(経営)
感想投稿日 : 2020年5月19日
読了日 : 2017年11月25日
本棚登録日 : 2020年5月19日

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