こんな近未来、まっぴらごめん。
若い男女の性欲がなくなり、生殖機能も後退、若者の自殺にも歯止めが効かない。
これにより、政府や国が超個人的な子作りに介入してくる。「アカガミ」= 選ばれし男女は「マッチング」して「つがい」となり、最適な環境を全て与えられて出産、育児までシステムサポートを受ける。が、主人公の二人は次第に疑問を抱く。そしてあることに気づいてぎりぎりの選択を… 最終的に待ち受ける運命とは。。
男女のぎこちない愛の育て方の段階ではまだほんわか優しい気持ちでいられたけれど、終盤に向かうに連れ空恐ろしい心持ちになってしまった。戦中の軍国主義が形を変えただけ的な。近世がここまで極端な現実にはならないとは思うけれどある種の危惧を抱いてしまったのは私だけではないような…
何とも穏やかには終われない、でもこの若いお二人に微かな、でも確かな希望を託して物語は終わる。いや、終わらない……
続編も出来そうよ(^_^;ふぅぅ..
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- 感想投稿日 : 2017年2月19日
- 読了日 : 2016年7月26日
- 本棚登録日 : 2016年7月26日
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コメント 5件
嵐さんのコメント
2017/02/19
kakerikoさんのコメント
2017/02/19
kakerikoさんのコメント
2017/02/19
嵐さんのコメント
2017/02/19
kakerikoさんのコメント
2017/02/20