回想形式で進んで行く伝説のコンシェルジェとベルボーイの波乱にとんだ事件簿。
欲や金、権利や軍事司令部まで絡んである老婦人の本当の遺言の行方を紐解くまでを
ミステリー色濃い料理にウィット、ラブ、メルヘンチックの調味料をふりかけた感じかな♪
人も殺されたりするが、悲惨さはない。
由緒あるホテルの栄枯盛衰ではないが、外観、そして利用客の変わり様も興味深い。
主役の二人は天然ぽく?変わってはいたが共に師弟関係のような信頼でどこまでも繋がっていた。
富や地位が欲しかった訳ではない、
老いて尚、ベルボーイ時代の自分の部屋に宿泊するゼロの気持ち、分かるな。
カタチより想いが人を幸せに包むということ。
いつまでも宝物だったあの頃の面影に包まれていたいんだね。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年11月30日
- 読了日 : 2014年11月30日
- 本棚登録日 : 2014年11月30日
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