始まりは市井の女たちの物語、やがて明治維新の傷痕を描き出す。
北海道に、ただ『墓』とだけ彫られた会津移民の墓標があると、何かで読んだのを思い出しました。
どんな境遇にあろうと、どんなにわだかまるものがあろうと、ひとは皆、尺取虫のように進んでいくしかない。思いがけず重かったけれど、色々残る作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年9月8日
- 読了日 : 2010年9月6日
- 本棚登録日 : 2010年9月6日
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