八日目の蝉 (中公文庫 か 61-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月22日発売)
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先月『朝が来る』を観て再読したくなった(永作さんが呼び水に)。1章が私にとっての7日間で、2章が8日目ってことかな。352頁からの薫(恵理菜)のセリフに救われる。世間に翻弄される人たちと、でもそこにある確かな絆...。母性はおそらく一生わかったつもりのままだろうが、そんな自分も生きていていいんだと最後は心穏やかになれる一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年11月29日
読了日 : 2020年11月29日
本棚登録日 : 2019年1月8日

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