久々に読むのに疲れました。
ストーリーの進行スピードから、結末は概ね想定できましたが、膨大な火山描写と古事記の解説で、本筋を追うのが辛かった。
でも、苦労した甲斐もあって、2002年?段階でこのストーリーを描いた著者の先見と熱意に感服することができました。
小松左京ちっくな展開と結末ですが、綿密な事前調査に基づく原発、地震、富士山をうまく取り込んで、なかなかの破滅展開!
この視点が当時の防災行政にあれば、その後の大震災の影響はもっと少なくできたかもしれない。
首相が提示する復興策、防災の観点に立てば、至極真っ当な復興計画ですが、現在の隣国との関係は現実にはもっと厳しいかも。
優秀な編集者がもっと手を入れれば、もっと良くなるのに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ストーリーもの
- 感想投稿日 : 2015年10月29日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月29日
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