「恥の多い生涯を送って来ました。」
人の心の葛藤を一冊で描き切った作品。
一見おかしな主人公の話。
だけど、誰もが生きていれば一度は考えた事があるであろう人間の心の内を言語化してある名著。
歪んだ考え方にも見えるが、私たちと表裏一体の世界。
「なぜみんな、実は欺きあっているのに表面上は傷ついてないよう、明るく朗らかに振舞っているのだろうか?他人が理解できず、自分が感じていることは異端なのではないか。」
きっと誰もが感じた事がある
人間関係の悩み。
時代が違えば太宰治は生きていたかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年6月3日
- 読了日 : 2020年6月3日
- 本棚登録日 : 2020年6月3日
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