笑うカドには: お笑い巡礼・マルコポーロ

著者 :
  • 小学館 (2003年12月1日発売)
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感想 : 1
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竹内真の本だからてっきり小説だと思ったら、お笑い世界の関わる人々を取材したルポタージュだった。
2000年代一桁時代の取材なので、当時最新の話題となっているものは古さが否めない。タカトシ、テツトモあたりの話は懐かしの…って感じ。三谷幸喜なんてまだ大河撮ってる頃の話だもんなぁ。
伊東四郎の取材なんかは今読んでもオモロいのだけど。

あと、これは作者のせいではなく、本の作り方のせいだが、三谷幸喜は取材してから原稿書くべきだったと思う。作品鑑賞からだけではレビューの域を出ない。そこまで丁寧に取材して考察して原稿を書かせていたのに、最後だけ取材なしなんて随分荒っぽく、かつ作者に可哀そうな事をさせるもんだなと思った。

重松清なんかにも言えることだと思うが、ノンフィクションを書かせても読ませるが、竹内真の真価はやはり小説。これも良かったが、やっぱり次は、じっくり書き込まれた竹内小説を読みたくなるぞ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2018年4月7日
読了日 : 2018年4月7日
本棚登録日 : 2018年3月26日

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