こうふく2部作2作目
「こうふく みどりの」とのリンクは薄い。直接的な関わりは薄いとあとがきに書いてあったのだけど、もうちょっと関連があるのかという想像は覆される。辻村作品のリンクみたいなことを想像してたのでちょっと意外だった。
プロレスを上手に小道具、伏線に仕立てていて面白い。最後の仕掛けも秀逸。伏線回収の心地よさがこの本の読み所。
主人公、スゲーイヤな奴。でもこいうところ俺にもあるんだろうなぁ。人の目を気にしすぎて生きていくというのは人間を卑屈で薄っぺらくする。もっともっと自己満でエエんかなと、この本を読んで思えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2018年6月15日
- 読了日 : 2018年6月15日
- 本棚登録日 : 2018年6月4日
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