撃てない警官 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2013年5月27日発売)
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本棚登録 : 395
感想 : 45
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警察小説でも、大事件は起きない。総務部門でキャリア官僚警察官を目指していた主人公が、上司のケツぬぐいで現場に立たされる、その現場で起こる日常事件を舞台にした、短編集。時系列かつ一つ一つの短編につながりがあるので、通しで読むと長編小説になっている。

横山秀夫や今野敏、笹本稜平、佐々木譲ら、警察小説の書き手は多々いるが安東能明作品は所読。この1冊自体は傑出した大傑作とは言えないが、手堅くまとめてきて読ませる予感、シリーズを通して読んでみたいと思える。今後に期待したい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本小説
感想投稿日 : 2020年10月20日
読了日 : 2020年10月20日
本棚登録日 : 2020年9月26日

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