読み終わってからここやアマゾンのレビューを見たのだが、うわぁ評価悪ぅ!
まぁ不倫を肯定するようなお話だもんなぁ。ネットにレビューを投稿する類の人々って、ある意味道徳にはうるさいところがあるように思うし、不評もやむなしか。
着物に対する勉強不足を指摘する声も多いが、その辺俺は全く知識ないので良く分からん。
丁寧な生活と不道徳な恋愛は両立するのか?というニッチな疑問に対しての回答。この作品では両立させている、ただし見事に…とは言えない。ノンフィクションだからこその逃げ方もあるし、一部「その展開はないんじゃないの?」ってとこもある。
惚れたはれたと生活にメリハリをつけるのも大人のたしなみなのかもしれないなぁ。そういう意見の人には勇気づけられる作品で、そうでない人にはご都合主義の小説なのかも知れない。
惚れてもうたもんはしゃーないし、恋愛は当事者同士の問題で、少なくとも家族でもないもんがしゃしゃり出て、口出しするのは野暮の骨頂だと考える派の俺はそこまでの不快感はなかった。
しんどい恋愛をしていても、丁寧に生きていくことはできて、その丁寧さでしんどさを乗り越えようとする主人公に感心させられた。って方が大きかったかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2019年4月12日
- 読了日 : 2019年4月11日
- 本棚登録日 : 2019年3月31日
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