傷ついた日本人へ (新潮新書)

  • 新潮社 (2012年4月17日発売)
4.13
  • (29)
  • (29)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 219
感想 : 34
5

タイトルは今ひとつかもしれませんが、とても良い本でした。
仏教には祈るべき「神」がいない。
キリスト教やイスラム教では、神の存在を疑ったり反抗してはならないのに対し、仏教は、経典を学んだり修行しながら、幸せや真実を自分で見つけるものであり、釈尊も、「疑問を抱いたり、おかしいと思えば私に従う必要はない」と言っていたことは、実は恥ずかしながら知りませんでした。
また、仏教と科学が似ている(宗教と科学は対立するものではない)ということも目からウロコでした。

仏教に対する新しい発見と、改めてダライラマの偉大さを認識することができました。
そして、高野山い行ってみたいと思わせてくれる本でもありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 精神・心理
感想投稿日 : 2012年6月7日
読了日 : 2012年6月7日
本棚登録日 : 2012年6月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする