山形県米沢市で、5年間、暮らしたからなのか?、
単に、自分の性格がひねくれているだけなのか?、
毎年12月には、吉良上野介の側から視た、描いた、
忠臣蔵を、1冊、読むよぅにしてます。
本作品は、赤穂事件を、
吉良側の紀州徳川家と、赤穂側の甲府徳川家との、
第6代将軍位をめぐる代理戦争として描いてます。
いわゆる、黒幕による陰謀説バージョンですね…。
やはり、黒幕による陰謀となりますから、
それぞれの当人(吉良上野介と大石内蔵助)は、
蚊帳の外、置いてきぼり感は感じられましたが、
全編で、うまくまとめられてはいたと思います。
ただ…、それ故に、辻褄合わせな部分も散見され、
赤穂事件を、合理的に描くことに対する難しさが、
改めて、作中の端々で感じられました。
それでも、及第点以上は、あげられると思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月14日
- 読了日 : 2016年12月14日
- 本棚登録日 : 2016年2月8日
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