■書名
書名:企業参謀―戦略的思考とはなにか
著者:大前 研一
■概要
オピニオンリーダーとして常に最先端で活躍を続ける大前研一氏が
,最善解を導き出す戦略的思考法を公開
1975年と77年に刊行され著者の出世作となった『正・続企業参謀』
の新装版。手本と解答がない時代,成功のプロセスを自ら考えなく
てはならない。そのための入門書としての位置づけだ。
変革しなければならないのは個人であり企業だが,個人や企業が変
わるには「こうすれば変わるのだ」という「気概」が必要になる。
そのうえで著者は,戦略的計画の核心として(1)目的地に達した場合
,守り抜けるものでなくてはならない(2)己の強さと弱さを常に知り
抜いていなければならない(3)リスクをあえてとる局面がなくては
ならない(4)戦略に魂を吹き込むのは人であり,マネジメントのスタ
イルである,とポイントを挙げている。さらに,経営者が備えるべき
先見性の必要条件として事業領域の規定と明確なストーリーの作成
だけでは不十分で,自らの経営資源の配分にムダがなく,また原則に
忠実で,かつ世の中の変化に対しては原則の変更をも遅滞なくやっ
ていくという十分条件が備わっていなければならないとする。
(From amazon)
■気になった点
・一点の汚れも許容できないという方針で臨めば、戦略立案には
無限の人員と時間がかかる。
・問題に立ち向かう時は、「何が出来ないか」ではなく「何が出来る
か」を最初に考える。そして「出来る事」を出来なくしている制約
を1つずつ執拗に剥ぎ取る戦略を考えていくことが大切だ。
- 感想投稿日 : 2013年5月12日
- 読了日 : 2013年5月12日
- 本棚登録日 : 2013年5月12日
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