LINEノベルにて読了。
あの怪作『キャットフード』の作者ということで相当覚悟して読んだのだが、全く毒気のないストーリーに逆にびっくり。
もしも十八世紀後期のお侍さんの国に、未来のテクノロジーが持ち込まれたら? というifもの時代劇ミステリ。
外来語続出の軽妙な語り口で判る通り、あくまでライト感覚のパラレル捕物帖なのだが、テクノロジーの便利さが必ずしも犯罪捜査の証明に直結しない難しさや、有名な大岡裁きを更に捻ったラストエピソードなど、読ませる部分もある。
あと登場人物の名前(舟彦、お星、三六、渦之丞etc)がいかにも元ネタありそうな感じなのだが、結局判らなかった。
SF作品っぽいけど、実際どうなんだろ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年5月29日
- 読了日 : 2020年5月29日
- 本棚登録日 : 2020年5月29日
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