西の魔女が死んだ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2001年8月1日発売)
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感想 : 5501
5

大好きな本!
学校での人間関係に疲れたまいは、田舎のおばあちゃんのうちで療養することに。そこでの生活がまいを「魔女」として成長させていくストーリー。
おばあちゃんの大樹のような安心感・どっしりと包み込んでくれるような優しさが大好きです。
まいも「扱いづらい子」と言われ傷ついていたけど、自分で物事を考えられる素晴らしい子だと感じました。

おばあちゃんの暮らし方は、今で言う【ミニマリスト・丁寧に暮らす】系。まいの両親がそれを時代に逆行していると感じている部分もあり、また違った発見があった読書でした。

多感期の子供が「死」についてちゃんと向き合えるように、おばあちゃんが自分の信じている事を話す場面が好き。ラストのおばあちゃんの思いやり・約束のは果たし方が最高にカッコいい。素敵です。こんなおばあちゃんになりたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月3日
読了日 : 2019年12月1日
本棚登録日 : 2019年12月1日

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