社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件について、犯人山口二矢と浅沼稲次郎の両面から描く。随分、山口二矢をヒロイックに持ち上げてるけど、ありがちな思想にかぶれて視野が狭まり突っ走る若者のように見えてしまう。一方の浅沼は思想や理想があるように見えないものの地道に組織運営にあたってきたという共感したいような政治家としてはどうかと思うような、とは思うが、しかしやはり山口を持ち上げる気にはまったくなれん。そして、沢木耕太郎はほぼ同年代でこれを書いた。なんとまあ。
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- 感想投稿日 : 2015年11月25日
- 読了日 : 2015年11月25日
- 本棚登録日 : 2015年11月25日
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