男が女を盗む話: 紫の上は「幸せ」だったのか (中公新書 1965)

著者 :
  • 中央公論新社 (2008年9月1日発売)
3.56
  • (6)
  • (8)
  • (9)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 118
感想 : 16
4

副題に惹かれて手に取った本だが、解釈の視点が新しくて、為になった。
特に『大和物語』の安積山の女の自死をめぐる従来の古典解釈に疑問を投げかけている。提示されている解釈には納得した。

本書の投げかけは、今後さまざまな議論を引き起こすことになるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年12月18日
読了日 : 2008年12月18日
本棚登録日 : 2008年12月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする