日の名残り ノーベル賞記念版

制作 : 村上春樹 
  • 早川書房 (2018年4月18日発売)
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感想 : 15
4

ダーリントン・ホールを取り仕切る執事スティーブンスの語りから、第一次世界大戦〜第二次世界大戦後の英国が見えてくる。
現代社会からみると、スティーブンスがあまりにも堅物で、読んでいて薄寒くもなった。旅を通して、執務に固執するあまり見失ってきたものを認識した場面を見て、人の子なのだとようやく安心できた。
旅の情景描写は美しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月5日
読了日 : 2021年6月5日
本棚登録日 : 2021年6月5日

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