波瀾に満ち満ちた上巻に比べて少し失速したような印象もある。
けれど、身体がぼろぼろになってでも必死に生きようとする男の姿、それを支えたいと思う女性の姿。
上巻のようなスピード感はなくとも、なんだかほっこり暖かくなるような気分になる。
苦難の末にたどり着いたのがこれなら、よかった、そうにっこりできるよう。
上下巻を一気に読むと、その余韻もまた一段と鮮やか。
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カテゴリ:
恋愛小説
- 感想投稿日 : 2009年2月3日
- 本棚登録日 : 2009年2月3日
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