馳星周の喰人魂

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年5月24日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 22
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食レポ的なエッセイであり、しばらく読み進めていくと、飽きて文字通り「食傷」する。特に、高カロリーな食事がお好きなようで、かつ、トリュフがやたら出てきて、ちょっとそのスノッブが鼻につく気がしないでもない。

まあ、人の食生活なのでけちをつける筋合いもないのだが、内容が似たような話が続くし、書籍としての評価は低くなる。半分くらいから読む気がしなくなったのだが、最後になんというかいきなりマクロビの話が登場する。飼い犬の病気がきっかけとのことだが、いきなりマクロビに目覚めてしまい、それまでの食レポはなんだったのかというほどの方向転換である。本人は「それでいいのだ」と開き直っていて、まあ、それもどうでもいいしけちをつけるつもりもないが、ちょっと唐突で驚く。

この人の小説を読んだことがなく、まずはエッセイから手を出してみた。小説も読んでみるかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月28日
読了日 : 2015年10月29日
本棚登録日 : 2017年4月28日

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