食レポ的なエッセイであり、しばらく読み進めていくと、飽きて文字通り「食傷」する。特に、高カロリーな食事がお好きなようで、かつ、トリュフがやたら出てきて、ちょっとそのスノッブが鼻につく気がしないでもない。
まあ、人の食生活なのでけちをつける筋合いもないのだが、内容が似たような話が続くし、書籍としての評価は低くなる。半分くらいから読む気がしなくなったのだが、最後になんというかいきなりマクロビの話が登場する。飼い犬の病気がきっかけとのことだが、いきなりマクロビに目覚めてしまい、それまでの食レポはなんだったのかというほどの方向転換である。本人は「それでいいのだ」と開き直っていて、まあ、それもどうでもいいしけちをつけるつもりもないが、ちょっと唐突で驚く。
この人の小説を読んだことがなく、まずはエッセイから手を出してみた。小説も読んでみるかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年4月28日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2017年4月28日
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