予言がはずれるとき: この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keisoコミュニケーション)
- 勁草書房 (1995年12月5日発売)
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感想 : 13件
私はノストラダムスの大予言が外れた後に産まれたから、予言の日が近づく恐怖や不安を体感していない。そのため、この論文を読んでいる時にずっとフィクションを読んでいるような、「そういうテイストの作品」を読んでいるような感覚があった。
予言を外すということはある種の失敗でもあり、ギャンブル的な「負け」でもある。予言が外れた時の信者の行動は言わば失敗を失敗にしないための逃避行動であり、ギャンブルの負けを直視せず他に得られたものを必死に探すようなものなのだなと感じた。
だからこそ、見限る(損切りをする)信者もいればより熱心になる(負けを取り返そうとする)信者もいてそこにかなりのばらつきが生じるのだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月5日
- 読了日 : 2024年2月5日
- 本棚登録日 : 2024年2月2日
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