大阪生まれのふたりが大阪についてとりとめもなく話す一冊。
大阪に縁のないわたしにはちんぷんかんぷんな部分も結構あったのだけど、津村さんの目を江さんがとても褒めてくださるので自分のことのように嬉しかったり。
津村さんの強い意志も再確認できたし
ほんとうに良い意味で自分を作家だとおもっていないんだなあと。
だからこんなに一般的な、日常を書けるんだなあと、でも、ものの見方がほんとうにユニーク。
女の子的でもあり、おっさんでもある。
ジョルジョ・モランディの説明や、トランプがヅラか思い続けなあかんという思想や、東京に行ったら日本人になってしまう、という発想、こういう目で、それを形にできる文章力があったらそら作家になるよな。
それぞれのエッセイよりも対談で一冊だったらもっと高い評価をつけたかも。それくらい、おしゃべりをもっと聞いていたかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
随筆
- 感想投稿日 : 2017年3月21日
- 読了日 : 2017年3月21日
- 本棚登録日 : 2017年3月21日
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