生き物の描き方: 自然観察の技法

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  • 東京大学出版会 (2012年12月12日発売)
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感想 : 15

点描の付け方。陰影はクッキリ。
描き込みすぎない嘘。
時と場合で、描き方を変える。
ただし、1つの絵は最初から最後までいっしょ。

げっ歯類の前脚の指は四本。ミッキーさんも。

昆虫は、左右対象。節のある生物。

観察してわかること。
バラの歴史。野ばらは5つの花びら。薔薇は変異種。八重の花。雄しべ画、花びらに。虫は赤より白を好む。

野菜の歴史。
キャベツの仲間。

花を見せびらかさないイチジク。

ゴキブリ・ムカデ・クモ・ダンゴムシ・カニ・サソリ…を、4つの分類群に分ける。

昆虫は、翅がある、足が六本、頭・胸・腹の3つに、分かれている「昆虫ルール」
本来は体の一節ごとに脚が生えている→脚が退化した。→ムカデなどは、原始のルールに、沿っている。
歩けなくなるので、イモムシは、昆虫ルールを、改定している。
クワガタやムカデの顎は、脚の変形したとのと言われている。

翅が退化→他にエネルギーを振り替えている。

キノコの本体は地下に張り巡らされた菌糸。

生き物の描き方とういタイトルであるが、生態についても深く紹介されている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 4類:自然科学
感想投稿日 : 2020年7月4日
読了日 : 2020年7月5日
本棚登録日 : 2020年7月5日

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