禅のはなし: 二つの月 (現代教養文庫 1360)

著者 :
  • 社会思想社 (1990年10月1日発売)
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日本的霊性からの「禅の話」。禅宗で大切にされていることがわかりやすい寓話で示されている。「修行と悟りは不二一体」「他人でなく自分、あとでなく今」「鐘をつくのは御仏をつきだすこと」「二つの月」「盗人に 取り残されし 窓の月」「寒熱の 地獄に通う 茶柄杓は 心なければ 苦しくもなし」「頂戴しなくちゃならんものは、頂戴するようにできている」「主客融合」「到は不到を含む」「浜までは 海女も蓑着る 時雨かな」「地獄の食事と極楽の食事」。うん、読んでよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年6月4日
読了日 : 2015年6月4日
本棚登録日 : 2015年6月4日

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