ジウ 3 (中公文庫 ほ 17-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年2月1日発売)
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本棚登録 : 4681
感想 : 408
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ほう。そう来ましたか。

伊崎がミヤジに心酔してしまったのかの理由は微妙に弱い気もしますが、門倉・東コンビと同様、根底には『愛』があったのかなとも思います。

警察小説ではあるのですが、ジウサーガの中で特にこのジウ3は、その世界観が警察小説の範疇を超えているような気もします。特に、姫川玲子シリーズにも出てくる和田一課長などの存在が、その違和感を強めているのかも。姫川玲子シリーズも正統派とは言い難いかもしれませんが、比較的には正統派に近い系列の警察小説。それが、こんなド派手な話には結びつかないんですよね。

描かれているのは、中々怖い話でもあるんですが、その事件を追う門倉・東コンビがなんともコミカル。一服の清涼剤?になりました(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年11月12日
読了日 : 2020年11月12日
本棚登録日 : 2020年11月8日

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