幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長新出去定に呼び出され医員見習い勤務を命ぜられる。
貧しく蒙昧な最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は尽く赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。
傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く。
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- 感想投稿日 : 2016年12月19日
- 読了日 : 2016年12月18日
- 本棚登録日 : 2016年12月18日
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