メナ・ヴァン・プラーグ著「恋とお金とチョコレート」講談社インターナショナル(2009)
迷い、つまずきながらも夢の実現を目指して、望む人生に向けて歩き出そうとしているマヤの物語です。自分次第で人生の方向は、良い方にも悪い方にも変わるということを、ゆったりとした時間を通じて、奇麗な言葉で綴ったストーリーです。文体がとても読みやすく、シンプルなストーリーであるため、すっと頭の中にはいってきます。
啓蒙書を欲する方は物足りなさを感じるかもしれませんが、入門書として読む方にとっては良本だと個人的には感じます。ボリュームも程よく、すぐに読めるため、おすすめです。
*いままで自分にきびしすぎたなって気づくことですよ。これが第一歩。もっと自分にやさしくなさいな。
*望む物を手に入れて、本当の喜びを感じるにはね、自分を認めて、勇気を出して行動して、その過程で1人で生きているんじゃないってわかること、そういうことが必要なんですよ。
*奇跡はね。人生にいたるところに転がっているのよ。ただ、よく見なきゃ分からないの。
*自分に忠実に、本当の生き方をしている人は、成功するか失敗するかなんてことは考えないのよ。自分はそれをやりたい、やるべきだと思って、やらずにはいられないからやるの。
*もう1つの力はあなたの心は生み出す力よ。こちらの力はあなたに自身と幸福感を抱かせて、あなたが充実感をもって生き、満ち足りた日々を送るように導くの。愛も富も喜びも全部あきらめない、当たり前でない人生を歩むように導いてくれる。この心の力にしたがえば、望みは必ずかなうのよ。
*前向き思考が大事と良く言われるけれど、それだけじゃだめなの。自分を信じたら、行動に移さないとね。勇気を出して、夢に向かって一歩を踏み出すのよ。
- 感想投稿日 : 2011年11月19日
- 読了日 : 2011年11月19日
- 本棚登録日 : 2011年11月19日
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