寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社 (1995年3月15日発売)
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本棚登録 : 1073
感想 : 65
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日吉時代に古本屋で2700円(10巻セット)で購入したのを今でも覚えています。
その後友達に長い間貸していましたが、さいきんやっと返ってきたので、徹夜で読み返しました。
というか、「徹夜で読み返させられた」とでも言うべきでしょうか。
中学の時に感じた、そして大学入ってから読み返した時に感じたあの興奮は全く変わらぬものでありました。
理屈抜きで本当に面白いので、まだ読んだことのない人にはぜひ読んでほしい作品です。
今回本当に心に残ったのは第63話の以下の文章。

他の生き物を守るのは
人間自身がさびしいからだ
環境を守るのは
人間自身が滅びたくないから
人間の心には人間個人の満足があるだけなんだ
でもそれでいいし
それがすべてだと思う
人間の物差しを使って
人間自身を蔑んでみたって意味がない

特に最後の部分は何か救われる感じがしました。
(2007年09月17日)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2010年6月12日
読了日 : 2010年6月12日
本棚登録日 : 2010年6月12日

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