ラダック懐かしい未来

  • 山と溪谷社 (2003年6月1日発売)
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感想 : 13
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当たり前であることが 当たり前でなくなり
当たり前でないことが 当たり前になってしまった
としたら

進歩だと信じ込んでいたことが
実はとんでもない後退であり、破壊であったとしたら

良きことが 実は 全くの悪であったとしたら

人間の進歩とはなになのだろう
と つくづく思ってしまう
人間の文明とはなになのだろう
と つくづく考えてしまう

故郷がネパールのずっと山奥の村で
育った まだ二十代の友達と語り合う時
故郷が西アフリカのブルキナフアソである
まだ 三十代の若者と語り合う時
たびたび感じる
地球の上で生きていくとは
そういうことなのだ

そのときの感覚を
この一冊のはしばしから
感じました

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 風俗・民俗学
感想投稿日 : 2019年2月20日
読了日 : 2019年2月20日
本棚登録日 : 2019年1月9日

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