筆致の熱量が徹頭徹尾変わらず熱い!行動の理念(なぜやったの?)がさりげないけれど一貫して語られ,ああ,この人は無意識なる科学者なのだと理解する.SFとは希望,と喝破するその心は,仮説導出とその思考実験としての作品群の立ち位置が理解できれば,なるほど将来の可能性の取捨選択の実践だったのだと納得される.幼少期環境の影響性だけで語れないが,しかし,人格形成には少なからず影響したことを思うと,数少ない二次大戦の正の面を垣間見る.聞きしに勝るノンストップ人生なり.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年4月21日
- 読了日 : 2020年4月21日
- 本棚登録日 : 2020年4月21日
みんなの感想をみる