主人公弓彦の語りからすんなりと物語の中へ入っていけたのだが、途中から弓彦が1人で覚醒しちゃって、彼の隣に寄り添いながら歩んでいた自分が話の中で置いてけぼりを食らってしまった。
後半からのまさかの神話が絡む展開になり、思わず残りページ数を確認する。
唐突さはよいとしても急展開を纏めきる長さがあと少し足りずに、弓彦劇場の幕は閉じられた。
緞帳の下から「え、これで終わりですか?」とのぞきこみたくなる気分だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2011年1月21日
- 読了日 : 2011年1月21日
- 本棚登録日 : 2011年1月21日
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