塩狩峠 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1973年5月29日発売)
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本棚登録 : 10740
感想 : 1221
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懐かしい1冊。
私は中学生の時、全寮生の学校だった。
同じ部屋だった中3の先輩が、良い本だからと押し付ける様に貸してくれた。私はまだ中1だった。今考えると、よく読み切ったと思う。

主人公は、列車の運転手。そして、桁外れな意志の持ち主だった。それが、彼を
大変な行動へと・・・・
・・・・何と言い表わすのがふさわしいのだろうか。このままだと、悲惨な大事故になってしまうと判ったからといっても、彼の精神力は並大抵ではないと思う。
・・・・これから待っていたであろう未来は彼の頭を掠めなかったのだろうか。
そんなはずはない。もしも、彼があのような行動を起こさなかったら、列車は
どうなっていたのだろう。やはり、思わずにはいられない。

本屋で「塩狩峠」を見つけると、あの時の先輩の姿を思い出す。
・・・・それは、中1と中3の姿のままで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月16日
読了日 : 2021年3月16日
本棚登録日 : 2021年3月16日

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コメント 1件

淳水堂さんのコメント
2021/05/22

ゆうママさんこんにちは。
私のレビューの方にコメントいただきありがとうございます(^o^)
私は読んだ後にレビューを書き、他の方々のレビューに目を通して、いいね、させていただきました。

ゆうママさん中学生の時に読まれたのですね。
うちも中学生の娘から回ってきたのを読んだのですが、中学生でこれを読むってすごいな−と思います。娘は「婚約者かわいそう」とだけ言ってましたが(苦笑)

また機会がありましたら〜(^−^)/

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