中央気象台の職員として物書きのアルバイトを始めた時代から、役人と作家の二足のワラジ時代を経て、作家専業なってから逝去する4年前までをつづっている。まったくの素人が中年からプロの作家になれた秘密は、役人時代、毎日夜7時から11時までを執筆にあて、そのペースを崩さなかったという著者の勤勉な性格であろう。職場での嫌な奴、故郷諏訪の人々の複雑な性格など躊躇することなく書かれており、気持ち良く読めた。妻と息子によるあとがきというのも凄い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自伝
- 感想投稿日 : 2012年6月26日
- 読了日 : 2012年6月19日
- 本棚登録日 : 2012年6月9日
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