やっぱり好きだな~、村上春樹。
この短編集8作品。どれも捨てがたい。
なんとなくエッセーのような作品もあるけど、まあ、そこはよしとしましょう。
もう、村上春樹の作品って、ストーリーとかはどうでもよくて(←ちょっと失礼)、村上春樹の描く、文章の美しさとか文章の面白さを愉しむのがいいんだよね。
だからストーリーとかはどうでもいい。
村上春樹がその脳内の情景をペンによって紙に落とす、その文章、その一つ一つのセンテンスを愉しむ、愛でるのが僕にとっての村上春樹作品の愉しみ方。
こういう愉しみ方ができる作家さんの作品って少ないよね。
村上春樹とは全然方向性が違うけど『知らない映画のサントラを聴く』『いいからしばらく黙ってろ!』の竹宮ゆゆこ氏の文章は文章自体を愉しむことができるかな。
いずれにせよ、こういう作家さんの作品は素敵だ。まさに読書人にとっての至福の時間だ。
こういう時間が永遠に続くのだったら、「永遠」もそう悪いものではないかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(純文学)
- 感想投稿日 : 2020年11月22日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年11月22日
みんなの感想をみる