極大射程 下 (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社 (2013年6月29日発売)
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本棚登録 : 226
感想 : 25
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まさに娯楽エンターテインメント小説の決定版。
狙撃手(スナイパー)を主役にした小説は数あれど、本書が元祖スナイパー小説の最高峰だろう。
ボブ・リー・スワガーシリーズの第一巻。映画化もされている。
恥ずかしながら僕はこの本のことはずっと前から知っていたのだが未読だった。

いや、みなが傑作ということだけのことはある。
この本が1993年の刊行だとは思えないほど古さを感じさせない。
まさに手に汗握る大活劇。
主人公は、ベトナム戦争で海兵隊の狙撃手として活躍したスワガ―軍曹。現在は退役し、余生を一人で過ごしている。そんな彼のもとに特製のライフル用弾丸を試射してほしいという依頼がくる。そこからスワガ―は大統領暗殺計画という陰謀に巻き込まれていくのだ。

まじで、面白い。
冒険小説が好きで、スナイパーものが好物の人にはたまらない物語。
未読の人はぜひ、騙されたと思って読んでもらいたい。本当に冒険アクション小説の要素がすべて詰まった傑作だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(エンターテイメント)
感想投稿日 : 2020年8月13日
読了日 : 2020年8月10日
本棚登録日 : 2020年8月13日

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