いたるところで引用される「ソフトパワー」という言葉について改めて勉強するために図書館で借りる。
本書で著者は軍事力や経済力などの他国を強制し得るハード・パワーに対して、文化や政策などの影響力を元にするソフト・パワーの概念を提案する。そして今後の米国の覇権維持のためにはソフト・パワーの活用が必要であるという。
この本が書かれたのは9.11が発生した数カ月後である。米国では国家安全保障省が新設され、自衛の名のもとに軍事力と警察力を強化すべきという大きなうねりがある中で、このような説を提案できるのがすばらしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会問題全般
- 感想投稿日 : 2013年5月25日
- 読了日 : 2013年5月25日
- 本棚登録日 : 2013年5月25日
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