再(X20回?)読しました。
20年以上前の1999年発行当時に購入。
梨果は八年同棲した恋人・健吾に別れを告げられて
彼は家を出る。健吾の想い人の不思議な女性、
華子となぜか同居することになるけれど意外と
その生活はしっくりと馴染んでいき...。
購入当時も「優雅な生活だな…。」と感じましたが
(江國さんの小説の登場人物はだいたい優雅に
生活している)さすがに20年前となると
生活様式や行動がやや古いですね。
健吾があっさり転職してさっと仕事を見つけられる
ところとか…。
ただしそれを差し引いても始まりと終わりは
私の中でこのジャンル(恋愛かな?)の小説で
超えるものはなかなか出てこないです。
読むたびに心に響きます。
1年以上をかけて恋を失う物語、大切なものを
失いそうになっていたり失ってしまったときに
読み返す小説です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年10月24日
- 読了日 : 2020年10月24日
- 本棚登録日 : 2020年10月24日
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