落下する夕方 (角川文庫 え 4-1)

著者 :
  • KADOKAWA (1999年7月5日発売)
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本棚登録 : 11806
感想 : 1010
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再(X20回?)読しました。
20年以上前の1999年発行当時に購入。

梨果は八年同棲した恋人・健吾に別れを告げられて
彼は家を出る。健吾の想い人の不思議な女性、
華子となぜか同居することになるけれど意外と
その生活はしっくりと馴染んでいき...。

購入当時も「優雅な生活だな…。」と感じましたが
(江國さんの小説の登場人物はだいたい優雅に
生活している)さすがに20年前となると
生活様式や行動がやや古いですね。
健吾があっさり転職してさっと仕事を見つけられる
ところとか…。

ただしそれを差し引いても始まりと終わりは
私の中でこのジャンル(恋愛かな?)の小説で
超えるものはなかなか出てこないです。
読むたびに心に響きます。

1年以上をかけて恋を失う物語、大切なものを
失いそうになっていたり失ってしまったときに
読み返す小説です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月24日
読了日 : 2020年10月24日
本棚登録日 : 2020年10月24日

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