ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち 1)

  • 鈴木出版 (2004年12月1日発売)
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本棚登録 : 338
感想 : 58
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スクールバスを待つ間にいつもの遊びから
始まった「もしヒットラーのむすめがいたら」と
いう架空のお話。

主人公の男の子マークは友人の女の子が語る架空の話に
のめり込み今まで思いもしなかったことに疑問を持ち
あれこれと質問して両親や先生を少し困らせる

語られる話の内容はヒットラーの娘がいたとして
彼女はかくまわれてひっそりと育てられ、戦争が終わり
別人として生きる、というもの。児童文学なので
空爆の瞬間の文の調子もゆったりしている

この本の最後、さて、ヒットラーにはむすめはいたのかいないのか。。

戦争の凄惨な描写が怖くてトラウマになっちゃう子っているので
少年少女が戦争について読むには優良な本だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2015年10月2日
読了日 : 2015年10月2日
本棚登録日 : 2015年10月2日

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