隴西の李徴とは私のことである。
と感想文を書き始めたいが、戒めをこめて。
山月記好きって言うのが許されるのは高校生までだ。
高二病の症状の一つだ。
青臭いのが大好物な十代の恥ずかしい若気の至りだ。
説教じみたお話に感化されて、尊大な羞恥心に苛まれている人は、
校舎の窓ガラスを割って回って、盗んだバイクで走り出してしまう人と何ら変わらない。
こんなのに心動かされているうちはまだまだ虎にはならない。
虎になるほど執着したのかと、思うわけです。
ちなみに、虎を浮浪者に読み替えると共感しやすい。
現実はドラマチックじゃないのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伝記
- 感想投稿日 : 2012年3月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月6日
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